秋の実感

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今日は敬老の日ですね。昨日は中秋の名月が雲間から顔を覗かせてくれましたし、自宅ベランダに置いてあるゴンズイの実も割れ始めて、やっと秋の実感が湧いてきました。

総務省が敬老の日に合わせて発表した推計人口によると、70歳以上の人口が2千万人の大台を超えたそうです。そして、総人口は昨年より5万人少ない1億2千7百71万人なのだそうです。

人口減少に合わせて、少しずつ社会システムを変えていかねばならないのでしょうね。

日経新聞のトップでしたが、総務省が地方都市の定住自立圏作りのため、年度内に特別交付税を配分することになったそうで、首都圏への人口流出を防ぐ狙いなのだとか。研究者の方々は日本の総人口をどのくらいと想定して国のビジョンを描かれているのでしょうか。この手の記事を見るたびに、どのような人たちの間のコンセンサスで決められているのかが気になります。

少子化問題だ格差問題だとかいろいろ言われていますが、やはり今の日本は世界有数の豊かな国なのだと思います。安倍総理、福田総理と次々辞任しても全く安定して機能している社会システムを備えていますし、国境も脅かされていません。殺人事件の件数も実は減少し続けているのだそうです。個々人では社会の仕組みを変えられませんが、まずは我が身にすり込まれた価値観や幸せ感のチェック頻度を上げるところから始めようではありませんか。何を「幸せ」と感じるかによって、見える(感じる)世界ががらりと変わってしまいますし、新しくてわくわくする価値観こそが世の中を動かしてゆく原動力になるはずですから。

毎日精進です。セミナーや読書から得るロジックばかりをあてにせず、自然界の動物や植物から得られる第六感に着目してみるのも一手です。都会では自然の動物は身近にいないので、やはり植物がいいでしょう。大きいものだと生命力を感じとり易いので、自宅の環境に合うできるだけ大きな植物がお勧めです。癒しグッズや室内装飾品として扱うのでなく生活パートナーとしての園芸植物のすすめです。

語らない、怒らない、求めない植物たちは、たくさんのことを教えてくれます。受けとる人の感受性しだいで。

2008.9.15  Hitoshi Shirata

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