• みどりと気付きの書棚

『ウォールデン 森の生活』

DSC_0022m.JPG


アメリカの作家であり詩人、博物学者、そして環境保護運動の先駆者でもあったヘンリー・デイヴィッド・ソロー。人間と自然の関係を描いた作品を多く手がけ、ネイチャーライティングの代表的書き手としても知られています。

1845年9月7日、アメリカの独立記念日。ボストンの北西にあるウォールデン池で自給自足の生活を始めます。最も近い隣家まで1マイルあるような森での生活で、詩や古典、旅行記から科学書まで彼はひたすらに本を読み、何キロ、何時間も歩きつづけ思索にふけりました。

「私が森に行って暮らそうと心に決めたのは、暮らしを作るもとの事実と真正面から向き合いたいと心から望んだからでした。生きるのに大切な事実だけに目を向け、死ぬ時に、実は本当は生きていなかったと知ることのないように、暮らしが私にもたらすものからしっかり学び取りたかったのです。私は、暮らしとはいえない暮らしを生きたいとは思いません。私は、今を生きたいのです。」

ロハスの言葉も元をたどれば、ソローの言葉。むき出しの自然と気持ちよく上手に共生することの喜びと厳しさ、そして意義を感じる森の生活記。


著者:ヘンリー・D・ソロー
出版社:小学館

2012.5.27  Yoshitaka Haba : BACH

幅 允孝(はばよしたか)

幅 允孝(はばよしたか)

BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。国立新美術館ミュージアムショップのスーベニアフロムトーキョーやLOVELESS、CIBONEなどにおける本のディレクションのほか、編集、執筆など、本周りのあらゆる分野で活動中。今年に入ってから、SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS、大阪の阪急百貨店メンズ館のThe Lobby、銀座のHANDS BOOKSがオープンしました。

URL: www.bach-inc.com

  • みどりと気付きの書棚